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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのポスター

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

Guardians of the Galaxy Vol. 2 / 2017年

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』はMCU第15作、フェーズ3の第3作であり、 銀河を救ったガーディアンズが、ピーター・クイルの実父エゴとの出会いを通して、「血のつながった家族」と「自分で選んだ家族」の違いを知る物語 です。

前作から間もない2014年を舞台に、ピーターとヨンドゥ、ガモーラとネビュラ、ロケットと仲間たちの関係を掘り下げます。エゴ、マンティス、ソヴリン、アイーシャ、スタカー・オゴルドが登場し、ピーターの出自、セレスティアル、アダム・ウォーロックへの伏線など宇宙側の設定も拡張されます。

前作が 「孤独だった5人が家族になる物語」 なら、本作は 「その家族を本当に受け入れる物語」 です。


詳しいあらすじ

1. 1980年――エゴとメレディス・クイル

1980年の地球・ミズーリ州。若き メレディス・クイル は、宇宙から来た男 エゴ と恋人関係にありました。

二人は車で森へ向かい、エゴは地面に奇妙な植物のようなものを植えます。メレディスにはその正体を詳しく説明しませんが、これは後に宇宙全体を自分へ取り込むための 「種」 だったことが分かります。

エゴはメレディスを本当に愛していた一方、自分の目的のため地球へ来ていました。そして二人の間に生まれるのが、後のピーター・クイルです。

前作では「ピーターの父親は古代から続く何か特別な存在」とだけ示されました。本作はその謎を物語の中心へ置き、ピーターが長年求めていた父親像そのものを試すことになります。


2. ソヴリンで怪物アビリスクと戦うガーディアンズ

34年後。銀河を救ったガーディアンズは、金色の皮膚を持つ種族 ソヴリン から仕事を請け負います。

彼らの任務は、貴重なエネルギー源である アニュラックス・バッテリー を宇宙怪獣 アビリスク から守ることです。ピーター、ガモーラ、ドラックス、ロケットが戦う中、再生した小さな ベビー・グルート は戦闘をほとんど理解せず、音楽に合わせて踊り続けます。

最終的にガモーラがアビリスクの弱点を攻撃して撃破。依頼の報酬として、ソヴリンに捕らえられていた ネビュラ がガーディアンズへ引き渡されます。

前作の5人は利害だけで行動していましたが、現在は口喧嘩をしながらも自然に役割分担できるチームになっています。ただし「家族」になったからこそ、互いの欠点や距離感が新たな問題になり始めます。


3. ロケットがバッテリーを盗み、ソヴリンを敵に回す

仕事を終えたガーディアンズは、ソヴリンの女司祭 アイーシャ からネビュラを受け取ります。

ソヴリンは遺伝子操作によって「完璧な種族」を作ろうとする文明で、他者に対する誇りも非常に高い存在です。ピーターたちは失礼な態度を取らないよう注意しますが、ロケットは密かに依頼品だったアニュラックス・バッテリーを大量に盗んでいました。

盗みが発覚すると、ソヴリンは遠隔操作式の艦隊を送り、ガーディアンズを追撃します。

ロケットは金に困っていたわけでも、バッテリーがどうしても必要だったわけでもありません。危険と分かっていながら盗み、仲間全員を敵に回す状況へ巻き込みます。

この行動は、本作で描かれるロケットの 「仲間に愛される前に、自分から関係を壊してしまう」 性格の表れです。


4. 謎の男に救われ、惑星バーハートへ不時着

ソヴリン艦隊の攻撃を受け、ガーディアンズの宇宙船 ミラノ号 は大きな損傷を受けます。

ピーターとロケットは操縦を巡って言い争い、チーム内の不和まで表面化します。追撃はさらに激しくなりますが、突然宇宙空間に現れた謎の男が力を使い、ソヴリン艦隊を一瞬で破壊します。

ガーディアンズは惑星 バーハート へ不時着。そこへ先ほどの男が女性 マンティス を連れて現れ、自分こそピーターの父親 エゴ だと名乗ります。

母を失い、父親を知らないままヨンドゥに育てられたピーターにとって、それは人生最大級の出来事です。

彼は警戒しながらも、「なぜ自分を迎えに来なかったのか」という長年の疑問の答えを求め、エゴの話を聞くことになります。


5. ヨンドゥとスタカー――ラヴェジャーズから追放された過去

一方、ソヴリンは逃げたガーディアンズを捕らえるため、 ヨンドゥ・ウドンタ 率いるラヴェジャーズへ依頼します。

ヨンドゥは仲間たちと惑星コントラクシアに滞在していましたが、そこで別のラヴェジャーズの大物 スタカー・オゴルド と遭遇します。

スタカーはかつてヨンドゥを奴隷状態から救い、ラヴェジャーズへ迎え入れた人物でした。しかしヨンドゥは、ラヴェジャーズの掟で禁止されている 子どもの売買 に関わったことで追放されています。

その仕事こそ、エゴの子どもたちを各惑星から連れて来ることでした。

スタカーから「お前にラヴェジャーズ式の葬儀はない」と突き放される場面は、ヨンドゥが表面上は強がりながらも、仲間から認められたいという深い後悔を抱えていることを示します。


6. エゴの惑星へ向かうピーターたち

ピーターは父親の正体を知るため、ガモーラ、ドラックスとともにエゴの宇宙船へ乗ります。ロケットとグルートはミラノ号の修理とネビュラの監視のため、バーハートに残ります。

旅の途中、マンティスは触れた相手の感情を読み取れる能力を見せます。ピーターに触れた彼女は、彼がガモーラへ強い恋愛感情を抱いていることを読み取り、ドラックスに笑われます。

一方のガモーラは、突然現れたエゴを簡単には信用しません。

ピーターは自分が求め続けた「本当の父親」が現れたことで強く惹かれていきますが、ガモーラは家族という言葉だけで信用してはいけないと考えています。

この時点から、ピーターの「血縁への期待」と、ガモーラの「行動で人を判断する姿勢」が対照的に描かれます。


7. ヨンドゥがロケットたちを捕らえる

バーハートでは、ヨンドゥのラヴェジャーズがロケットたちを追跡します。

ロケットは森に罠を仕掛け、次々とラヴェジャーズを倒しますが、最後はヨンドゥの ヤカの矢 によって制圧されます。

しかしヨンドゥは、ソヴリンへピーターたちを引き渡すことに乗り気ではありません。彼はロケットたちを捕らえながらも、「ピーターを守ろうとしている」と部下に見抜かれます。

その態度に反発した テイザーフェイス らは、ヨンドゥがピーターに甘すぎると非難します。

ヨンドゥは幼いピーターを誘拐した張本人であり、本人も「食べるために置いておいた」などと説明してきました。しかし実際には、エゴへ引き渡さず自分のもとで育て続けたこと自体に別の理由がありました。

その真実が、ここから少しずつ明らかになります。


8. ネビュラの反撃とラヴェジャーズの反乱

拘束されていたネビュラは、隙を突いて自由になります。

テイザーフェイスたちがヨンドゥへ反発する中、ネビュラは武器を手にし、ヨンドゥの頭部にあるヤカの矢の操作装置を破壊。ヨンドゥは気絶し、ラヴェジャーズ内部で本格的な反乱が起こります。

テイザーフェイスは船を支配し、ヨンドゥに忠実だった仲間たちを宇宙空間へ放り出して殺害します。

ヨンドゥ、ロケット、グルートは投獄され、クラグリンも反乱へ加わったことを後悔し始めます。

ネビュラはガモーラを追うため船を手に入れて出発します。彼女にとって最優先は姉への復讐です。

ここでは、ガーディアンズだけでなくラヴェジャーズも「仲間とは何か」を試されます。恐怖で従う集団と、最後まで船長へ忠誠を持つ仲間の違いが明確になります。


9. エゴが明かす自分の正体――生きた惑星

ピーターたちはエゴの惑星へ到着します。

美しい自然に覆われたその星そのものが、実は エゴの本体 でした。人間の姿をしたエゴは、惑星中心部に存在する巨大な意識が作り出した分身にすぎません。

エゴは自分を セレスティアル だと説明し、何百万年もの時間をかけて宇宙を理解し、自分の身体となる惑星を作ったと語ります。

やがて孤独を感じたエゴは宇宙へ出て、さまざまな生命と接触。その中で地球のメレディスと出会い、ピーターが生まれました。

ピーターが前作でパワー・ストーンに長時間耐えられた理由も、父から受け継いだ人間を超える生命力にあったことが分かります。


10. 父と息子として距離を縮めるピーターとエゴ

エゴはピーターを惑星中心部へ連れ、自分と同じエネルギーを感じるよう教えます。

ピーターはその力に触れ、手の中に光の球を作り出すことに成功します。二人はそれを使ってキャッチボールをし、ピーターは初めて父親と遊ぶ時間を得ます。

幼少期に母を失い、宇宙へさらわれ、その後も「父親が誰なのか」を知らずに生きてきたピーターにとって、これはずっと欲しかった時間でした。

一方、ガモーラはピーターが急速にエゴへ心を開いていくことを心配します。

ピーターが見ているのは「今目の前にいる人物」だけではなく、子どもの頃から想像し続けた理想の父親でもあります。そのため不自然な部分があっても、疑うより信じたい気持ちが勝っていきます。


11. マンティスが抱える秘密

ドラックスはマンティスと行動する中で、彼女と少しずつ親しくなります。

マンティスは幼い頃からエゴに育てられ、その能力でエゴの感情を落ち着かせ、眠らせる役割を担っていました。外の世界をほとんど知らないため人との接し方は不器用ですが、他人の感情そのものには非常に敏感です。

マンティスはガーディアンズに好意を持ち始める一方、エゴについて重大な秘密を知っていました。

ドラックスへ何かを伝えようとしますが、恐怖から最後まで言えません。

他人の感情を読み取れるマンティス自身が、エゴの支配下では自分の意思を表に出せない。この構図は、本作に登場する多くの人物が「支配的な家族関係」から抜け出そうとする物語とも重なっています。


12. ヨンドゥとロケット――似た者同士の二人

ラヴェジャーズの船では、囚われたヨンドゥとロケットが激しく言い争います。

ヨンドゥはロケットが仲間を大切に思っているにもかかわらず、わざと人を怒らせ、嫌われる行動を繰り返していることを見抜きます。そして「自分と同じだ」と告げます。

二人とも過酷な過去を持ち、傷つけられる前に自分から他人を遠ざける性格です。

ロケットがバッテリーを盗んだのも、単なる欲ではありません。家族のように扱われることに慣れていないため、その関係を試すように問題を起こしてしまいます。

この会話によって、前作では荒っぽい犯罪者として描かれたヨンドゥが、ロケットの内面を最も理解できる人物として位置づけられます。


13. ベビー・グルートが新しいフィンを取り戻す

ヨンドゥがヤカの矢を使うには、破壊された頭部の操作装置に代わる 新しいフィン が必要です。

そこでロケットたちは、小さくて警戒されにくいベビー・グルートへ、船内からフィンを持ってくるよう頼みます。

しかしグルートは何度説明されても別の物を持ってきてしまい、なかなか目的を理解できません。最後はクラグリンが協力し、ヨンドゥの新しいフィンを入手します。

装置を装着したヨンドゥはヤカの矢を完全に取り戻し、ロケット、グルートとともに反乱したラヴェジャーズを次々と倒します。

残酷な戦闘でありながら、この場面はベビー・グルートの幼さ、ヨンドゥとロケットの連携、クラグリンの後悔が同時に描かれ、バラバラだった者たちが再び同じ側へ戻っていく転換点になっています。


14. ネビュラとガモーラ――姉妹の本当の傷

エゴの惑星へ到着したネビュラは、戦闘機でガモーラを襲撃します。

二人は激しく争い、地下空間へ落下。そこで大量の人骨を発見します。それはエゴが宇宙各地で作った子どもたちの遺体でした。

戦いの後、ネビュラはガモーラへの憎しみの本当の理由を明かします。

サノスは幼い二人を何度も戦わせ、ネビュラが負けるたびに身体の一部を機械へ置き換えました。ガモーラにとっては生き残るために勝つしかありませんでしたが、ネビュラにとっては 姉が勝つたび自分が拷問される という記憶になっています。

ネビュラが欲しかったのは勝利ではなく姉妹関係でした。

ここでガモーラも初めて、ネビュラの苦しみを自分の側からではなく、妹の側から理解し始めます。


15. エゴの「拡張」計画

エゴはピーターへ、自分が長い年月をかけて進めてきた計画を明かします。

エゴは宇宙各地の惑星へ自分の一部となる を植えていました。それらを同時に成長させ、最終的には宇宙中の生命と惑星を自分自身へ同化させようとしていたのです。

しかしエゴ一人の力では計画を完成できません。そこで宇宙各地の生命との間に子どもを作り、自分と同じセレスティアルの力を受け継ぐ存在を探していました。

ヨンドゥはその子どもたちをエゴへ運んでいましたが、力を受け継がなかった子どもは殺されていました。

そしてピーターだけが、エゴの力を継承した唯一の成功例でした。

ピーターが求めていた「父親との再会」は、実際にはエゴが自分の目的を完成させるために必要な部品を取り戻す行為だったのです。


16. メレディスを殺したのはエゴだった

エゴはピーターの力を利用し、宇宙中の種を成長させるため彼の意識を支配します。

ピーターは一時的にエゴの計画へ取り込まれますが、会話の中で決定的な事実を聞かされます。

エゴは地球でメレディスを本当に愛していました。しかし彼女を愛し続ければ使命を捨てて地球へ戻ってしまうと恐れ、 メレディスの脳に腫瘍を作り、死に至らせた のです。

その瞬間、ピーターは支配から抜け出し、エゴへ銃を撃ち続けます。

ピーターは父親を求めていましたが、母を奪った相手を「家族」という理由だけで受け入れることはありません。

本作最大の転換点は、ピーターが血縁そのものではなく、 自分を愛してくれた人間こそ家族だと選び直す瞬間 です。


17. ガーディアンズが再集結する

ガモーラとネビュラは人骨を発見し、マンティスからエゴの本当の目的を聞き出します。

同じ頃、ヨンドゥ、ロケット、グルート、クラグリンも脱出に成功。多数のジャンプポイントを一気に通過してエゴの惑星へ向かいます。

離れていたメンバーは再び合流し、ピーターを救出します。

エゴを止めるには、惑星中心部に存在する彼の 脳に相当するコア を破壊する必要があります。ロケットは盗んだアニュラックス・バッテリーを使って爆弾を作り、小さなグルートに内部へ運ばせる作戦を立てます。

序盤では仲間を危険にさらした「盗品」が、最後には宇宙を救うための爆弾になります。

問題を起こしたロケット自身が、その責任を取る側へ回ることも重要です。


18. ピーター対エゴ――「父親」との決別

ガーディアンズがコアを破壊しようとする中、エゴは惑星全体を操って攻撃します。

マンティスがエゴを眠らせて時間を稼ぎ、ロケットたちは爆弾設置を進めますが、やがてエゴは目を覚まします。

ピーターは父から受け継いだセレスティアルの力を使い、エゴと真正面から戦います。

エゴは「自分を殺せば、お前も普通の人間になる」とピーターへ警告します。しかしピーターは力を失うことを恐れません。

彼が本当に欲しかったのは神の力ではなく家族でした。そして、その家族はすでにガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート、ネビュラ、そしてヨンドゥたちの中にあります。

ベビー・グルートが爆弾を作動させるとコアは破壊され、エゴの惑星は崩壊を始めます。


19. ヨンドゥの自己犠牲

エゴが消滅したことで、ピーターはセレスティアルの力を失います。

崩壊する惑星から仲間たちは脱出しますが、ピーターとヨンドゥは取り残されます。ヨンドゥは飛行装置を使ってピーターを宇宙空間へ運びますが、用意できた宇宙服は一着だけでした。

ヨンドゥはそれをピーターへ着せ、自分は生身のまま宇宙空間へ出ます。

そしてピーターへ、自分は完璧な人間ではなかったが、エゴとは違って彼を見捨てなかったという意味を込め、 「あいつはお前の父親だったかもしれない。でもお前の親父じゃない」 という趣旨を伝えます。

幼いピーターをさらったヨンドゥは理想的な父親ではありません。しかし育て、守り、最後には命まで差し出しました。

ピーターはここで初めて、自分がずっと探していた父親がすでにそばにいたことに気づきます。


20. ヨンドゥの葬儀と「選んだ家族」

ヨンドゥの死後、ガーディアンズは彼をラヴェジャーズの伝統に従って弔います。

ロケットはヨンドゥの最期を各ラヴェジャーズへ知らせていました。すると、かつて彼を追放したスタカーをはじめ、多数のラヴェジャーズが宇宙船で集まり、色鮮やかな光を放ってヨンドゥを見送ります。

「ラヴェジャーズ式の葬儀を受けられない」と言われていたヨンドゥは、最後の行動によって仲間から再び認められました。

ネビュラはガモーラと和解しかけますが、サノスを殺すため一人で旅立ちます。ガモーラは妹を抱きしめ、二人の関係はようやく「敵」から「姉妹」へ戻り始めます。

ピーターはヨンドゥから受け継いだ音楽プレイヤーを聞きながら、ガーディアンズとともに宇宙へ戻ります。

本作の結論は、血縁だけが家族を決めるのではないということです。ピーターが最後に残したのは実父エゴではなく、 自分を愛し、自分も愛することを選んだ人々 でした。


ポストクレジットシーン

本作には5つのミッド/ポストクレジットシーンがあります。

1. クラグリンとヤカの矢

クラグリンはヨンドゥから受け継いだヤカの矢を練習しますが、誤ってドラックスへ当ててしまいます。後の『VOLUME 3』では、彼自身がこの武器を実戦で使うまでに成長します。

2. スタカーの仲間たち

スタカー・オゴルドはヨンドゥの死をきっかけに、アリータ、チャーリー27、メインフレーム、クルーガーら旧友を再集結させます。コミック版の初代ガーディアンズを意識したメンバーです。

3. 「アダム」の誕生準備

敗北したアイーシャは、新たな人工生命体を作る装置を見つめ、その存在を 「アダム」 と名付けます。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』で登場するアダム・ウォーロックへの直接的な伏線です。

4. 成長したグルート

グルートは少年期まで成長し、部屋を散らかしてゲームに夢中になっています。後の『インフィニティ・ウォー』で見られる反抗期のグルートへつながります。

5. ウォッチャーとスタン・リー

宇宙服姿の男が複数の ウォッチャー へ過去の体験を話します。スタン・リーがMCU各作品で別人のような役として登場してきたことを利用したメタ的なジョークです。


主要キャラクターまとめ

ピーター・クイル / スター・ロード

ピーター・クイル / スター・ロード

実父エゴと出会い、自分がセレスティアルの力を受け継いでいると知ります。しかし最後に選ぶのは特別な血筋ではなく、ヨンドゥやガーディアンズという自分を愛した家族です。

ガモーラ

ガモーラ

エゴを警戒し続ける現実的な人物。本作ではネビュラがサノスのもとで受けた苦しみを初めて理解し、敵だった妹を家族として受け入れ始めます。

ドラックス

ドラックス

マンティスと親しくなり、粗野な言動の裏に妻子を失った深い悲しみが残っていることも描かれます。復讐だけで生きていた前作より、仲間との関係が大きくなっています。

ロケット

ロケット

必要もないのにソヴリンのバッテリーを盗み、仲間を危機へ巻き込みます。愛されることに慣れておらず、自分から関係を壊す性格をヨンドゥに見抜かれます。

グルート

グルート

前作の自己犠牲後、ベビー・グルートとして成長中。幼く指示を理解できない場面も多い一方、終盤ではエゴのコアへ爆弾を運び、銀河を救う決定的な役割を果たします。

ヨンドゥ・ウドンタ

ヨンドゥ・ウドンタ

ピーターを地球からさらったラヴェジャー。本作で、エゴの他の子どもたちの末路を知り、ピーターだけは引き渡さず育てたことが判明します。最後は自分の命と引き換えにピーターを救い、実質的な父親だったことが明確になります。

ネビュラ

ネビュラ

ガモーラへの憎しみの根底に、サノスから競争と改造を強いられた苦しみがあると明かします。姉と和解した後もサノスを殺すため一人で旅立ち、後の『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』へつながります。

エゴ

エゴ

ピーターの実父であるセレスティアル。惑星そのものが本体で、宇宙中の生命を自分へ同化する「拡張」のためピーターの力を必要としていました。メレディスを自ら死なせたことで、父親としての正体が完全に露呈します。

マンティス

マンティス

触れた相手の感情を読み、感情へ干渉できる女性。エゴを眠らせる役目を担っていましたが、ガーディアンズへ協力して彼に反抗し、その後チームへ加わります。後にピーターの異母妹であることも判明します。

アイーシャ

アイーシャ

ソヴリンを率いる女司祭。ロケットの盗難をきっかけにガーディアンズを執拗に追跡し、ポストクレジットでは彼らを倒すため「アダム」を作ろうとします。

クラグリン

クラグリン

ヨンドゥの副官。反乱を後悔して脱出へ協力し、ヨンドゥの死後はヤカの矢を受け継ぎます。

重要アイテム・組織

アニュラックス・バッテリー

ソヴリンの高性能エネルギー源。ロケットの盗難が追跡の原因になりますが、最後はエゴのコアを破壊する爆弾へ転用されます。

ヤカの矢とフィン

ヨンドゥが口笛で操る武器。ネビュラに旧型フィンを破壊された後、新型を装着して反乱者を制圧します。死後はクラグリンへ受け継がれます。

エゴの惑星と「拡張」

惑星そのものがエゴの本体で、中心部には意識の核があります。エゴは宇宙各地へ自分の「種」を植え、ピーターの力を使って全惑星を自分へ同化しようとしていました。

ソヴリン

遺伝子操作による「完璧さ」を重視する金色の種族。遠隔操作式の艦隊を持ち、後にアダム・ウォーロック誕生へつながります。

ラヴェジャーズ

銀河各地に複数の派閥を持つアウトロー集団。本作では共通の掟や指導者たちが存在することが判明し、ヨンドゥの追放と名誉回復が描かれます。


MCU的に重要なポイント

1. ピーターの父親と出自が判明

実父がセレスティアルのエゴだと判明し、前作でピーターがパワー・ストーンに耐えられた理由が補強されます。ただしエゴの死とともに、その特殊な力も失われます。

2. セレスティアルの設定が拡張される

前作でも存在は示されていましたが、本作ではエゴが物語の中心人物として登場。後の『エターナルズ』でさらに宇宙規模の設定へ広がります。

3. マンティスが加入

エゴの支配から離れたマンティスがガーディアンズへ加わり、『インフィニティ・ウォー』時点の主要メンバー構成へ近づきます。

4. ガモーラとネビュラが和解へ向かう

敵同士だった姉妹がサノスによる虐待を共有し、関係修復を始めます。ネビュラのサノスへの復讐は後の作品へ直結します。

5. ヨンドゥの死とクラグリンへの継承

ヨンドゥはピーターを救って死亡し、ヤカの矢はクラグリンへ受け継がれます。ヨンドゥの影響はピーターとロケットにも長く残ります。

6. アダム・ウォーロックへの伏線

アイーシャが「アダム」と呼ぶ人工生命体を作り始め、『VOLUME 3』のアダム・ウォーロック登場へつながります。


作品のテーマ

本作最大のテーマは、 「家族は血縁だけでは決まらない」 ということです。

ピーターが長年探していた実父エゴは、力と血のつながりを与える一方、自分の目的のためメレディスや他の子どもたちを犠牲にしていました。対してヨンドゥは理想的な父親ではありませんでしたが、ピーターをエゴへ渡さず育て、最後には命まで差し出します。

同じ構図はガモーラとネビュラ、ロケットと仲間たちにもあります。血縁や与えられた関係ではなく、傷を抱えながらも互いを選び続けること。本作は前作で誕生したガーディアンズを、より深い意味で 「選んだ家族」 へ変える作品です。


まとめ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は、前作で誕生したガーディアンズを本当の意味で家族へ変える作品です。

ピーターは実父エゴと出会い、自分が特別な力を持つ存在だと知りますが、最後に選ぶのは血筋ではなく、自分を育てたヨンドゥと共に戦ってきた仲間たちです。ガモーラとネビュラの和解、ロケットとヨンドゥの共通点、マンティスの加入も同じ「選んだ家族」というテーマにつながります。

MCU全体ではセレスティアルの設定拡張、ネビュラのサノスへの復讐、クラグリンへの継承、アダム・ウォーロックへの伏線を残し、後の宇宙編へつながる重要作となっています。